平成14年5月上旬に滋賀県の栗東市が公募しました、「新幹線びわこ栗東駅周辺

新都市拠点ゾーン計画、事業化コンペ」に我々CVVのまちづくりグループが参加しま

した。結果は落選でしたが、その概要を報告させて頂きます。

(1)栗東市募集要項

1、提案募集内容

 

 湖南新都市拠点ゾーン約1.7ha(あるいは草津線新駅周辺を含む約10ha)のまち

づくりについて以下の2点の提案を求める。

 

@ 新都市拠点ゾーンまちづくりアイデア構想

   地域の特性や新しい滋賀県の玄関口にふさわしい、新鮮なアイデアの募集。

 

 A 新都市拠点ゾーン事業参加計画

   まちづくり及びその実現に向けて、自らの参加を含めた具体的な計画案の募集。

 

  2、主催

 

   栗東市

 

  3、スケジュール (市長選があり少し遅れました)

 

   応募登録 : 平成14年5月上旬

   応募受付 : 平成14年8月上旬

   一時選考 : 平成14年9月14日( 当初予定は8月26日)

 二次選考 : 平成14年10月1日

 入選発表 : 平成14年11月29日

 

4、        案応募総数

 

 @「新都市拠点ゾーンまちづくりアイデア構想」部門  45案

 A「新都市拠点ゾーン事業参加計画」部門        7案

 

5、        選考委員

 

  【委 員 長】

   村橋正武(立命館大学理工学部教授)

  【委員長代理】

   織田直文(京都橘女子大学文化政策部教授)

  【委   員】

   加藤 源(日本都市総合研究所代表)

   柏木孝之(西武文理大学サービス経営学部教授)

   端 信行(京都橘女子大学文化政策部教授)

   モナト久美子(プライスウヲーターハウスクーパースファイナンシャル・アドバイザリー・サービス(缶゚ートナー)

     栗原秀人(滋賀県土木交通部長)

   南部広幸(滋賀県理事(交通政策担当))

   川嶋忠光(栗東市企画部長)

 (2)選考結果

 

   @ 「新都市拠点ゾーンまちづくりアイデア構想」部門

 

    優秀賞(受付順)

    栗東市商工会「新幹線新駅周辺アイデア企画委員会」

    株式会社フジタ京都支店

    大阪ガス株式会社/シーデザイン株式会社

 

     選考委員会奨励賞

      ・株式会社ジェイアール西日本コミュニケーションズ

    Bio−Net

    大成建設株式会社

    ジェイアール東海建設株式会社/ジェイアール東海コンサルタンツ

    

   A 「新都市拠点ゾーン事業参加計画」部門

    

    優秀賞(受付順)

 

    栗東市商工会建設部会/株式会社アール・アイ・エー/株式会社大林組

日商岩井株式会社/大成建設株式会社/名工建設株式会社/吉本興業

    凸版印刷株式会社/株式会社トータルメディア開発研究所/株式会社

ミキシング

 

     選考委員会奨励賞

    鹿島建設株式会社/株式会社地域計画建築研究所/東急建設株式会社

株式会社サンプランナーズ/株式会社スンエン/株式会社ミクプラニ

ング

 

 (3)我々の提案

     CVVのまちづくりグループは、このコンペに参加を決定して、平成14年

5月中頃から、提出日の8月5日までの間に10回ほどの会議、現地視察、

ネット上での意見交換、を行い提案書を作成しました。

   提案の主旨は

    水と緑の滋賀は、「いのち」の世紀に向け、「水の誇り」を世界に発信する!

    新生栗東は、<知・ロマン・伝統・先端>を大切に、その先人の役割を果

たす!

    時空を超える「旅・観光」の「ホロニック・ネットワーク」としました。  

   また、土地利用に関しては現在のわが国経済の沈滞ムードの根源とも思われ

   土地投資への反省もこめて、土地の 「利用価値の経済化」「借地方式」

  「証券化」の考え方などについてであります。

 

 結果は落選でしたが、参加者全員爽やかな自己主張、が出来て良かったと思いま

す。詳しくは 提案書を見て下さい。

                                 

                              

(4)後書

 

 ネット上の酒井様の「まちづくりグループ」の活動内容の栗東の項目の所で、栗東の件は、総てを表現されていると思います。結果発表を見て感じる事は、やむをえない事だとは思いますが、出来レースの様に感じます。

 

 私事で誠に恐縮ですが、小生この会に入れていただきっかけが、今回のコンペの栗東新駅の出来る場所が、栗東市の下鈎と言う所ですので、既にCVVの会員であった松下さんから、お前鉤と言う苗字を貰っているのだから、地元人としてこの会に入りこのコンペに参加せよ、と言われたのがそもそもの始まりでした。

 始めは何をするのかなと思っておりましたが、結果としてぶらぶらしている毎日の事、頭の活性化に繋がるような、知的ゲームに参加させていただきまして、大変喜んでおります。

 

 去る3月1日石原大臣が立命館大学に来られてシンポジウムがあったのですが、その時滋賀県知事も一緒でして、知事の話の中に、滋賀県は昔から交通の要所であり、関西、中部圏、北陸地方をぎゅっとつかむ位置にある、将来日本の中心的存在になる県である、と大臣の前で宣伝されていましたが、実は今回の我々の提案書の中には、その事をはっきりと提案しておりました。知事さんは我々の提案書を見られたのかな、と思った様な次第です。落選で残念でした。

 今後とも宜しくお願いします。

 

以上

 

 

平成15年3月2日

  

 鉤  真幸