CVshosai
シビルベテランズ&ボランティアズの経緯
設立時の経緯など
シビルベテランズの活動状況
発足当時の構想
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1.設立の経緯
土木学会関西支部では1990年度よりフォーラム シビルコスモス(FCC &
FCCW)の活動を行ってきています。そこでは,21世紀に向かう土木界のあるべ
き姿を創造的に考えると共に,土木に関わる情報の受信と発信の場として社会との
係わりを模索し,1996年度より組織を一新し新たな展開を図ってきました。
1995年度を最後にFCCW活動を引退した数名のメンバーにより,1996年4月に
シビル・ベテランズ(Civil Veterans: CV)の活動が構想されました。それから夏
にかけて数回の打ち合わせにおいて,趣旨に賛同して頂けそうな方約30名をリスト
アップし,8月28日にその内10数名が初めて集まりました。1996年度はほぼ1月半
に1回の会合において,シビル・ベテランズの活動内容について討議を深めていき
ました。その中で,ボランティアとしての活動も視野に入れるべきとのことで
Civil Veterans & Volunteers: CV2 として構想が発展しましたが,一般的には
「シビル・ベテランズ」とし,その活動範囲を限定しないこととします。
2.活動状況
1997年度から,会合を毎月1回に定例化して,まずテーマを選定し,それに沿っ
た話題提供と討議を行っております。 なお,これらの会合は午後6時より大阪ガ
ス潟Gネルギー・文化研究所(CEL)の会議室で行っており,参加者は都合のつ
くメンバーが10数名です。
「まちづくり・地元相談事グループ」(まちづくりグループ)
「建設中トラブル・技術伝承グループ」(アドバイスグループ)
が活動中です。メッセージボードにいただいた質問の回答や見学案内も行っております。
参加しようと思われる方は、メッセージボードにお書きください。
各グループは、次のようなものです。
「まちづくり・地元相談事グループ」(まちづくりグループ)
「まちづくり」を考えるうえで、住民やまちづくりを考える人たちにとって専門的なことがわからなくて困る場合があります。また、住民と行政の間で調整す
べきことも、しばしば起こります。
まちづくりに取り組みたいと考えても、最初に何をすればわからない場合があると思います。あるいは行政の計画が、住民にとっては不都合な場合もあり
ます。それに対して住民からの対案が必要になる場合もあります。行政にとっても住民に誤解なくまちづくりの内容を伝える方法を模索する場合もあるでし
ょう。
こうした場合に、経験豊かな専門的技術者の立場から、土木技術やまちづくりに関する知識や豊富な経験を活用して、まちづくりを考える方々に対して
相談にのったり適切なアドバイスを行い、あるいはアドバイスできるネットワークを構築するのが、このグループの活動です。
これまで蓄積されてきた経験と技術と知識とネットワークを、仕事ではなく「まちづくり道楽」というボランティアで次世代のまちづくりのために活動に生か
していくとに、ご関心ある方々のご参加を期待しています。
「建設中のトラブル・技術伝承のグループ」(アドバイスグループ)
技術の高度化・細分化は止めようのない流れですが、その技術情報は縦にも横にもなかなか流れにくいものです。特に表に現れにくい建設中のトラブル
の解決策などについては記録には残らず、ベテラン技術者の記憶の中に留め置かれるようです。
若い技術者が同じようなトラブルに悩んでいるとしたら、あなたの経験が生かせるかも知れません。また、事業について、事業者(官庁など)と住民との
意見が相違して、トラブルとなることもありますが、その際、事業者の専門的な説明を住民の方が理解するための翻訳役もいるのではないでしょうか。同時
に、そのようなノウハウを何らかの形にして残しておけば、誰かが活用してくれるでしょう。
あなたの技術体験を若者と共有し、次代へ引き継ぐことができればすばらしいと思いませんか。
「防災のグループ」(設置準備中)
今もなお生々しく記憶に残る阪神・淡路大震災、このとき得られた貴重な体験を無にしないように、いろいろな組織や人々がまちづくりに計画に活かそう
と各方面で努力されております。
「防災」は、人任せにするのではなく、行政や特定の地域の人が知恵を絞ればよい、というものではありません。人任せにするのではなく、一人ひとりが
常日頃それそれの立場でなにができるのかを考え、協力しあってこそ非常時に真価が発揮できるのです。第一線を退いた土木技術者とて例外ではありま
せん。いやそれどころか、まちづくりのベテランとして活躍することが求められているのです。
震災の被害を目の当たりにしたときの驚きと無力感、長年培ってきた土木技術への自信の揺らぎ、そういったものを糧にボランティアしませんか。
特別に実施した行事(活動状況)は、次の通りです。
1997年9月 土木事業の現地視察(九州)
土木事業が地域住民にどのように受け入れられているのか,そこでの問題の本質は何かを
身近に知り,CV活動を考えるため,話題にのぼっている諫早湾干拓事業および
雲仙普賢岳噴火災害復興事業の現地視察を実施しました。
1998年5月 東西まちづくりグループとの交流会(大阪)
大阪市計画局春元部長の講演と東京での「まちづくり研究会」との交流会を行い、
大阪港の橋梁の視察、土地信託事業のフェスティバルゲートを視察しました。(22名参加)
1998年10月 CVVフォーラム(神戸)
もう一肌ぬぎませんか?〜シビルベテランズ登場への期待〜小森星児神戸商科大学名誉教授・
神戸山手学園理事長の基調講演「フレックスタイムのすすめ」に引き続き、参加者とのフリートーキングを行いました。(44名参加)
1998年10月 土木学会全国大会研究討論会(神戸大学)
国土防災の適正水準に関する検討特別小委員会よりシビル・ベテランズの活動も報告しました。
1999年1月 CVV発足会(大阪)
「まちづくり・地元相談事グループ」(まちづくりグループ)
「建設中トラブル・技術伝承グループ」(アドバイスグループ)
「防災のグループ」(現在、設置調整中)
の3グループを発足させることにして、メンバーを募りました。
1999年2月 インターネット講習会(大阪)
初心者向けの講習会をNTTの協力を得て行いました。
1999年8月 土木学会親子見学会に説明者派遣
関西支部主催の夢洲舞洲連絡橋および阪神高速道路管理センターの親子見学会で、
CVVのメンバーが説明の一部を行いました。
1999年12月 夢洲・舞洲連絡橋組立現場案内(堺)
大阪工業大学および近畿大学の学生を日立造船堺工場で組立中の夢洲・舞洲連絡
橋の現場に案内しました。(13名参加)
2000年1月 CVV第1回総会(大阪)
シビルベテランズの募集を兼ねた総会を開催しました。
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2000年3月 なにわ八百八橋の見学案内(大阪)
大阪府建築士会の会員を道頓堀川の橋梁見学に案内しました。著名な橋の由来の
概要や橋の構造について説明しました。
2000年7月 大阪市夢舞大橋曳航架設見学会
世界初の浮体式可動橋である夢舞大橋の土木学会関西支部主催市民見学会に、説明
者を派遣しました。
2000年10月 見学会「西大阪の土木遺産を訪ねる」
アドバイスグループで一般の方の参加を求めて、開催しました。
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2000年11月 大阪市内橋梁見学案内
ホームページからの申込を受け、アドバイスグループのメンバーが案内しました。
2000年12月 見学会「南大津の土木遺産を訪ねる」
アドバイスグループで一般の方の参加を求めて、開催しました。
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2000年12月 大阪市下水道科学館案内
ホームページからの申込を受け、アドバイスグループのメンバーが案内しました。
2001年1月 CVV第2回総会(大阪)
本年度の活動報告と次年度の活動について検討しました。
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2001年4月 見学会「城北川を遡る」
アドバイスグループで一般の方の参加を求めて、開催しました。
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2001年5月 見学会「中之島の橋めぐり」
アドバイスグループで一般の方の参加を求めて、開催しました。
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2001年8月 金沢大研土会 京都疎水、旧逢坂山トンネル案内
メーリングリストからの申込を受け、アドバイスグループのメンバーが案内しました。
2001年9月 見学会「兵庫津の土木構造物の探索」
アドバイスグループで一般の方の参加を求めて、開催しました。
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2001年10月 特別見学会「進水式と鉄構造製作工場見学」
アドバイスグループで一般の方の参加を求めて、開催しました。
2001年12月 見学会「伏見の土木遺産を訪ねる」
アドバイスグループで一般の方の参加を求めて、開催しました。
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2002年3月 CVV第3回総会(大阪)
本年度の活動報告と次年度の活動について検討しました。
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2002年4月 見学会「ぐるっと舞洲探訪」
アドバイスグループで一般の方の参加を求めて、開催しました。
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2002年5月 見学会「布引の滝とダムを訪ねる」
アドバイスグループで一般の方の参加を求めて、開催しました。
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水都再生「東横堀川からのメッセージ2002」
2002年7月 NPO 大阪みずかいどう808が、東横堀川を龍に見立て、光と水のイベントを行いました。
これに、CVVのメンバーが語り部として参加しました。
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3.土木学会との関係
前述の設立の経緯に記しましたように,土木学会関西支部での活動が元になって
いること,および学会のような中立機関に依拠するのがよいとの考えにより,学会
との関係を種々模索してきました。
1997年度土木学会本部の企画調整委員会に「国土防災の適正水準に関する検討特
別小委員会」(委員長:河田恵昭 京都大学防災研究所巨大災害研究センター長・教
授)が組織され,そのワーキンググループ(WG)の一つに「シビル・ベテランズの活
用」(主査:川谷充郎 大阪大学工学部土木工学科 助教授)が加えられ、2年間にわ
たって、検討を行いました。
「シビル・ベテランズの活用」WGの1997年度活動費調達として,学会本部の
「学術文化事業」助成(一般型)に申請し100万円を得ました。
1.目的(概要)
21世紀を目前にして,わが国は世界で最も高齢化の進んだ社会となり,今後もさ
らに生産年齢人口(15歳〜64歳)の減る傾向が続き,社会活力の低下が危惧されて
いる。また,このような人口動態の中で,戦後の高度成長期を経て安定成長期に入
ったことは,わが国のおかれている状況を特徴付けるものである。すなわち,先進
西欧社会に比べて,いまだ社会基盤整備の遅れは歴然としており,高齢化社会・安
定成長社会の中でその量と質を充実しなければならない。
社会基盤を支える土木事業は,公共の利益を考慮する行政の計画と営利を目的と
する企業活動によって実施されてきた。土木技術者はその行政あるいは企業の一員
として社会に役立つ気概をもってその役割を果たしてきたが,遅ればせながら,わ
が国も成熟社会へと向かう過程において,生活者としての主体性が求められている
。すなわち,土木技術者が従来の組織の枠を越えて,社会基盤整備において一社会
人として責任ある行動をとるよう求められている。このような活動の連携によって
,いまの土木界の抱える多くの社会的な問題の新たな展開が期待される。
前述のように土木事業は組織単位に行われ,その構成員である土木技術者個人は
ほとんど表に出ないシステムとなっている。土木構造物が“無名碑”と言われる由
縁である。その土木技術者は定年退職後,突然個人に戻ってしまう。そして,組織
的なケアは皆無に近い状態となり,土木技術者として高度の能力を発揮できる場が
なくなる。高い見識のもと,生活者の視点から社会基盤整備に貢献するシビル・ベ
テランズとして活動できるのではないだろうか
。
土木学会は,組織を担う現役の土木技術者を対象としてほとんどの事業を展開し
てきた。学会とはそもそも会員のボランティア活動によって支えられるのが筋であ
り,組織によってではない。したがって,これからの学会において,もっと個人と
しての活動を活性化する場が求められよう。
本グループでは,以上の状況のなかで,土木学の専門の技術と知見を活用して,
地域コミュニティに必要な社会基盤整備のあり方を助言し,また生活支援ボランテ
ィアとして行動する土木技術者の役割と活動に関する検討を行うものである。さら
に,地域コミュニティ間を連結する・L域のネットワークを構成して,活力のある成
熟社会の創造およびその持続的発展に貢献する途についても検討する。
2.内容(項目と方針)
1)高齢化社会・安定成長社会における成熟社会のための社会基盤整備のあり方
安定成長の経済的な制約のなかで,高齢化社会に適合する安全で快適な成熟
社会形成に必要な社会基盤整備のあり方について検討する。
2)生活支援ボランティアの現状と課題
社会基盤施設である土木構造物は,人々のあらゆる生活場面でそれを支えて
いる。近年,わが国でも,それら構造物を含む街づくりに際して生活者である
人々の意見を求められている。シビル・ベテランズが専門家としてそのような
場面においてバックアップすることができる。
3)土木学技術継承
土木事業の多くの場面において技術の空洞化が言われている。各組織におい
て技術継承の対策に苦慮している。組織の枠を越えてシビル・ベテランズが高
い見識と体験に裏打ちされた技術の本質を次の世代に伝えることができる。
4)シビル・ベテランズの役割と活動に関するフォーラム
1年目は,シビル・ベテランズの役割と活動について検討し、
2年目以降は,シビル・ベテランズの活動を検討するため,随時フォーラムを開く。
[参考]シビル・ベテランズの資格
技術士あるいはそれと同等の能力を有する土木技術者,および関連分野の専門家
であって,ボランティアとして活動可能なもの。
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