[ 大浪橋 ]
( おおなみばし )
[ OHNAMI BRIDGE ]
木津川に架かる橋である。
木津川筋で、戦前に架けられた橋としては最下流にあたる大浪橋は、第二次都市計画事業によって、昭
和9年6月(1934)から工事が始められ、同12年3月に完成した。大きな帆船が頻繁に上り下りするため、橋脚
を無くして、橋長81.5mを一跨ぎする橋が架けられた。橋梁形式はトラス状の鋼アーチが採用され、非常に
重厚な景観を造りだしている。幅員は19.4mと広く、両岸の基礎に千本を越える松杭が打ち込まれている。
また橋の桁下高を確保するために、橋面が高くなり、取り付け道路はかなり長くなっている。
大浪橋は大正区と浪速区を結ぶ新橋ということで区名の一字ずつをとって命名された。

全景
道路面
橋梁北西端
橋梁北西端の古碑
碑に掘られた文字