亀の瀬地すべり対策事業見学会
土木事業見学の一環として、「亀の瀬地すべり対策事業」見学会が開催されたので、その報告です。
亀の瀬は、大和川右岸(大阪府柏原市峠地区)に在り、地すべり範囲は、長さ1,100m、幅1,000mに及ぶ広大な
面積である。
地すべりの歴史は、発見された資料から4万年以前からと推定されるが、明治以前の記録はなく、明治以降の
災害としては、明治36年、昭和6〜8年、昭和42年に大規模な地すべりが発生し、大きな被害をもたらしている。
昭和37(1962)年以降、国が直轄事業として地すべり対策事業を実施し、近年は地すべり現象は殆ど見られなく
なっている。
参照: 国土交通省 近畿地方整備局 大和川河川事務所の「亀の瀬地すべり対策事業」パンフレット

日 時: 令和元年(2019年)10月3日(木) 14時 (JR大和路線「河内堅上駅」集合→資料館)
場 所: 亀の瀬 (柏原市峠地区)
参加者:(敬称略)
CVV: 祝、宇野、川谷、黒山、齋木、塩野谷、清水、須賀、田中、友廣、中垣、南荘、野坂
特別: 里見(三菱ケミカル)、山元(三菱ケミカル)
見学スケジュール:
@ JR河内堅上駅 14時集合
A 徒歩で「亀の瀬地すべり歴史資料室」へ
B 国交省 近畿地方整備局 大和川河川事務所調査課の坂本竜哉氏から、過去の被害、
   地すべりのメカニズム、対策事業など、地すべりのさまざまな情報を、展示模型やパネルを
   通して説明をうける。
C 説明の後「排水トンネル工」、「集水ボーリング工」などを現地視察。

位置図
          地すべりの範囲図      (国交省パンフレットより)
見学会参加者

会議室での説明
亀の瀬地すべりの概要
資料室での説明
      排水トンネル工の全体配置図    (国交省パンフレットより)
柏原市指定有形文化財指定書

[ 現地見学 ]
1号トンネル坑口
1号トンネル完成記念石板
1号トンネル拡張補強工事銘鈑
( 画像をクリックすると拡大して見られます )
1号トンネル内部

5号トンネル坑口
5号トンネル完成記念扁額

7号トンネル支線工事銘鈑
( 画像をクリックすると拡大して見られます )
7号トンネル支線内部

15号集水井工地表部
15号集水井工内部
集水井工説明板
( 画像をクリックすると拡大して見られます )

現場で紹介されている音声ガイドのQRコード
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( パソコンでお聴きになる方は、上の(クリック)をタップして下さい。)
(「mp3」ファイルになっていますので、「mp3」が聴ける環境でお聴きください )
(参考資料)

この度の見学会では、現地の国土交通省 近畿地方整備局 大和川河川事務所調査課の建設専門官・
坂本竜哉氏に、説明から案内まで大変お世話になりました。参加者一同心から厚く御礼申し上げます。
有難うございました。