CVV(シビル・ベテランズ&ボランティアズ)主催・2011年度 第1回見学会
    「 震災資料保管庫&酒蔵 」見学会
[震災資料保管庫]
1995年(平成7年)1月17日に発生した兵庫県南部地震は、この地方に、戦後最大級の激甚災害をもたらしました。
阪神高速道路が受けた被害も、落橋や橋脚の倒壊など過去に例の無い深刻なものでした。その実情をふまえ、特
に被害の大きかった阪神高速3号神戸線および5号湾岸線から、代表的な損傷を示すものを抽出し、それらの損傷構
造物から、地震という自然の力の恐ろしさを実感したり、実構造物の破壊性状を研究し、今後の災害に強い道路造り
のための一助となるような試みがなされています。
さらに、この震災を教訓にした新たな技術開発、災害支援や防災教育の取り組みも紹介しています。
[白鶴酒造資料館]
「白鶴酒造」は、1743年(寛保3年)の創業で、酒づくりの歴史を残すため、昭和57年に「酒造資料館」が開館されまし
たが、平成7年の震災で被害を受け、平成9年に修復・再築されました。[震災資料保管庫]と同じ神戸の東灘区にある
ところから、一緒に見学して来ました。

期日:
平成23年4月6日(水)   13:00〜16:00
集合場所:
阪神電車・深江駅改札口  13時集合
解散場所:
阪神電車・住吉駅  16時頃
見学場所:
震災資料保管庫 13:30〜14:50
白鶴酒造資料館         15:10〜15:50
参加者:
10名 

[ 見学会場 ]

            見学会参加の皆さん      (「震災資料保管庫」入口にて)

前回の「人と未来防災センター」見学会に続いての震災関連の見学会で、年初から企画されていたものですが、
たまたま東日本巨大地震発生直後の見学会となり、偶然のタイミングとは言え、特別な思いで見学しました。
保管されている被災構造物を目の当たりにし、改めて地震災害の恐怖を実感しました。
東日本大震災は、大地震に大津波が加わり、その上、原発の被災という三重災に肥大しました。被災された方
々に心からお見舞申し上げるとともに、復興に頑張って頂きたいと念願いたします。
今回の見学会は、井上会員が企画、案内を担当して下さり、現地では、福岡会員と阪神高速道路(株)の方々に
庫内の案内・説明をして頂き大変お世話になりました。東日本大震災直後ということもあり、防災・減災の再認識の
必要性を改めて痛感した大変有意義な見学会でした。厚くお礼申し上げます。
ご参加頂いた皆様も有難うございました。
CVV担当一同